2022年12月27日
資源高に円安が同時に直撃していることで、製造業者にとって経営環境は厳しさを増しています。そこで今回はアメロイドの製品を導入して、潤滑油の交換コストを削減し、ランニングコストの改善も実現した企業の導入事例を紹介します。
コスト削減の課題を抱えているお客様は必見です!
原料価格の高騰が製造業を直撃!
2022年2月24日にロシアがウクライナへ軍事侵攻を開始したのをきっかけにして原油高が始まり、世界中が資源高を襲いました。また、ほぼ時を同じくして為替相場が円安に振れるようになり、2022年の年初には110円台だった米ドル/円相場が10月には150円を超えるまでに円安が進みました。
その結果、製造工程で使用する油や工具が値上がりを続け、各メーカーの自助努力だけでコスト増を吸収するのは難しくなりつつあります。
潤滑油の価格も2020年を100とすると、2022年7月には143.7へと大幅に上昇しています。その後、価格はやや落ち着きを見せたものの、2022年11月には138.3と依然として高価格を維持しています。資源高によって電力や物流コストも値上がりしており、それは今後も続いていくと見られています。
このような状況によりどこの企業でも価格転嫁せざるを得なくなっていますが、コスト増加分をすべて価格転嫁することは難しく、したがって社内でのコスト削減は必須のテーマとなっています。
高周波焼入液の交換費用と交換のためのマンパワーを削減
液体浄化装置の専門メーカーであるアメロイドでは、焼入液や洗浄液などの液体交換コストを削減してくれる「遠心脱油機 UB型」を販売しています。
アメロイドの取引先である自動車部品メーカーC社の熱処理工程では高周波焼入機が多数稼動しています。同社ではフル生産を行っており空調設備はあるものの湿気・臭気が常に漂う状況でした。
また、焼入液に混入する油分・コンタミが主因と思われるダレと呼ばれる品質不良がたびたび発生しており、これを予防するために1台あたり約1,000Lの焼入液を毎週のように交換。液交換費用(購入・廃棄)のほかに保全マンパワーの削減が急務でした。
同社の焼入液には前工程からワークに付着し持ち込まれる加工油・防錆油・細かな切削粕が連続的に混入するため、油分と固形異物を同時に分離除去可能な「遠心脱油機 UB型」を導入。オフラインによるタンク内循環としました。
「遠心脱油機 UB型」導入後は1ヶ月間液交換なしでダレは発生していません。予防保全の観点から1ヶ月ごとの液交換としていますが液交換コスト(購入・廃棄)は大幅に削減できたほか、液交換のための保全マンパワーの削減も実現しました。
また、品質不良発生件数も改善でき、液腐食防止による臭気も減少することができました。
同社のように、連続的に多量の油分・固形異物が混入する場合には消耗品のない「遠心脱油機 UB型」のような清浄装置が最適です。
潤滑油のろ過で油代とマンパワー削減を実現
アメロイドでは焼入液以外にも、潤滑油を新油同様キレイに維持してコスト削減を実現する「遠心ドライ装置 MJ型」を販売しています。
製紙会社G社では、抄紙機の軸受潤滑油タンクに水分や固形異物が常時混入することで設備トラブルがたびたび発生していました。そのため、油管理目標をクリアできなくなり、年間3~4回の潤滑油抜き換え作業が発生。多額の保全関連費用とマンパワーがかかっていました。
このような状況から、他にないオリジナルの技術で水分・固形異物を同時に除去してくれる「遠心ドライ装置 MJ型」を導入することにしました。
同社では「遠心ドライ装置 MJ型」を導入したことで導入当初から3年以上経過した今でも潤滑油抜き換え作業をせずに稼働ができ、常時油管理目標をクリアすることができています。
また、毎週実施していたラインフィルタの開放清掃頻度を1~2ヵ月ごとへ延長できたほか、潤滑油タンクのドレーン抜き作業が不要となり、保全関連費用とマンパワーの削減を実現したのです。
「遠心ドライ装置 MJ型」は、アメロイド独自の除水機能「ドライ方式」を遠心分離機に組み合わせた油用浄化装置です。設備の性質・構造上、連続的に水分・固形異物が混入する場合に有効な装置となっています。
原材料コスト高のお悩みはアメロイドにご相談ください!
相次ぐ原材料の高騰に悩んでいる製造業のお客様は、ランニングコスト改善をお手伝いするアメロイドに一度相談ください。アメロイドでは更油、更液サイクルの延長によるコスト削減はもちろん、保守工数削減や産廃処理削減に寄与する製品、サービスをご用意しています。
お客様の課題や目的に応じて最適な製品、サービスをご提案いたします。お気軽にご相談ください。
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